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【最終回】風林火山

やはり、毎週日曜日、1年間、これだけキッチリと観覧して、
感想を書き続けて来たのは、初めてのことだったので、今は
マラソンを完走した清々しさのようなものを感じています!!

もちろん、山本勘助役の内野聖陽さんあっての大河だったと
思いますが、最初に葛笠村に登場した時から~川中島で討死
するまでの映像が、走馬灯のように頭の中を駆け巡ったのは
私だけではないでしょう!!(ハハハ・・・)

最終回に関しては、以前にも書いたように、本当は、3時間
ぐらいのSPバージョンで見たかったんですけど、いろいろな
意味で、これで終わってしまうのが、寂しい様な、悲しい様な、
妙な感傷に浸っている自分がいたことも事実です・・・。(笑)

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●個人的に、この最終回で、印象に残ったシーンは!?

・「それがしも前へ出ます」の一言を残し、立ち去る勘助の
 後姿と、それを見送るお屋形様の視線。

・馬上で酒を飲み干し、剣を掲げて突進する上杉ガクト政虎と、
 春日山城で毘沙門天に祈る、桃姫と後の上杉景勝(子役)。

・勘助が、武田義信に対し、本陣に戻るように諭し、武田家と
 勝頼のことを託すシーン。

・またもや、由布姫の手が伸びて来て、勘助を引き止めようと
 するが、それを振り払って上杉軍に突進するシーン。

・勘助に陣を引くようにと叫ぶ宇佐美定満(緒形拳)に対し、
 ハッハッハと笑って応えるシーン。

・その二人の間を割って、駆け出す政虎と、それを追い掛ける
 勘助、そして「あの者を止めよ」と命じる宇佐美定満。

・本陣で、泰然自若の信玄に、白馬に乗った政虎が突っ込み、
 一騎討ちのスローモーションと、去って行くシーン。

・敵に囲まれ、致命傷を負った勘助の視線の先に、白馬に乗った
 政虎が陽炎のように浮かび上がるシーン。

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・その瞬間、一斉射撃に遭い倒れ込む勘助と、武田軍の本陣と
 風林火山の旗が、真横にまぶたに映るシーン。

・ひん死の勘助の前に現れた、夕陽を背に槍を構えた平蔵と、
 彼に摩利支天を与えようとした瞬間、弓矢に倒れるシーン。

・妻女山から駆け付けた真田軍の六連銭を見て「勝った」と
 唸る勘助と、風林火山の旗が暗転して討たれるシーン。

・その時、リツの脳裏に勘助が現れ、「いつでもそなたを
 見守っておるぞ・・・」の言葉で、一粒の涙のシーン。

・落ち武者狩りが横行する戦場で、足を引き摺りながらも
 実は生きていた平蔵(笑)と、その家族のシーン。

・亡き勘助の遺骸を担ぎ「山本~勘助にございまする~!!」
 と叫ぶ伝兵衛と、その首を奪い返した太吉。

・勘助を囲み、勝どきを上げるお屋形様とそれぞれの武将達。
 そして夕陽の中を引き上げる武田軍。

・加賀美幸子アナの最後のナレーションと、ミツの一輪の花の
 セリフ・・・「勘助、わしには見えるらよ、勘助の中に咲いてる
 花が、だから勘助は恐くねえだ・・・」

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そして、この中からひとつだけベストシーンを選ぶとすれば、
う~ん、難しいところですが・・・やはり、致命傷を負った
勘助の視線の先に、白馬に乗った政虎が陽炎のように浮かび
上がるシーンですかね!?←これは意外ですか!?(笑)

いや~!!この場面は、近年の大河ドラマでも無かったような
稀に見る美しいシーンではなかったかと!?(ホントに・・・)

政虎が、勘助の死を見切って去って行く姿は、大河史にも残る
名場面だったと思いますけど・・・どうなんでしょう!?(笑)

で、次点は、伝兵衛の「山本~勘助にございまする~!!」の
場面でしょうか!?勘助を囲んでの勝どきは、ジ~ンと来るもの
がありましたけど、ここら辺は演出の上手さも込みですかね!?

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しかし、回想シーンを見て、改めて思ったんですけど、やはり、
内野聖陽さんの役作りは、本当に凄かったんだなぁ~と!!(驚)

いや、各時代ごとに、それぞれの勘助が、まるで別人のごとく
出て来ましたからね~!!これは、単にメイクの技術だけでは、
補えないことではないかと・・・。(感心・・・)

出来ることなら、内野さんには、また、いずれかの時代劇に登場
することを期待していますが、逆に、今回の勘助役が今後の演技
に関して「足かせ」になるようなことは、無いんでしょうかね!?

まあ、それだけ、勘助役がハマっていたと言えば、それまで
なんですけど・・・これは余計な心配でしたでしょうか!?(笑)

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ということで・・・全50回を見終わって、ここでもう一度、
自分が好きだった回の順位を付けておこうかと・・・。(笑)

【第1位】 第11回 「信虎追放」 (3月18日放送)
【第2位】 第08回 「奇襲!海ノ口」 (2月25日放送)
【第3位】 第01回 「隻眼の男」 (1月7日放送)
【第4位】 第28回 「両雄死す」 (7月15日放送)
【第5位】 第23回 「河越夜戦」 (6月10日放送)

【第6位】 第05回 「駿河大乱」 (2月4日放送)
【第7位】 第34回 「真田の本懐」 (8月26日放送)
【第8位】 第39回 「川中島!龍虎激突」 (9月30日放送)
【第9位】 第02回 「さらば故郷」 (1月14日放送)
【第10位】 第46回 「関東出兵」 (11月18日放送)

まあ、ラストの3回を除くと、こんな感じでしょうか!?(笑)
個人的には、第1位、2位、3位は、順位的には、関係なく、
このベスト3で、全てが決まったような気がするんですけど!!

いや、自分の中では、大河ドラマの歴史を作った「超神回」と
言っても、決して過言ではないと思ってます!!(キッパリ!!)

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最後に、来年の「篤姫」の予告編を見ての感想ですけど、これは
思っていた以上に面白そうな予感も!?←甘いですかね!?(笑)

原作の「天璋院篤姫」宮尾登美子(著)は、一通り読んで、一応
予習はしてあるんですけど、気になっていた、幾島(松坂慶子)の
身体的な特徴(額のこぶ)は、たぶん、無かったような!?(笑)

とりあえず、第1回を見てから、年間計画は、立てようと思って
いますが(笑)、本当にスタートダッシュは重要ですからね~!!

あとは、NHKのドラマ・ストーリー本でも買って、来年の放送に
備えようと思っております!!(笑)

●最終回 「決戦川中島」 2007年12月16日放送

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【第49回】風林火山

やはり、今週の「死闘編」を見て、最終回の川中島を3回に
分けて放送した理由が、よ~く理解出来ました!!(笑)

いや、今回は、まさに、武田信玄の弟、信繁(嘉島典俊)の
最期を飾るに相応しい「神回」と言っても、決して過言では
ないでしょう!!(ホントに・・・)

もちろん、初めて登場した時から、信繁役の嘉島典俊さんの
演技には、感服しマクリなんですが・・・特に、信玄&信繁の
兄弟の絆を描いたシーンは、マジでイイですよね~!!(涙)

今年の大河でも、最高傑作と名高い【第11回】「信虎追放」の
中でも、父を追放する葛藤と、兄に対する思いを見事に演じ切り
ましたからね~!!「神回に信繁あり」を証明したと思います!!

そして、また、亡き母の衣に信玄が書いた法華経の母衣(ほろ)
の演出も泣かせる所で・・・討死を覚悟した信繁が嫡子信豊に
渡すよう、家臣に託したシーンも良かったですなぁ~!!(涙)
↑家臣役の人は(?)な感じでしたけど・・・。(ハハハ!!)

同じく、川中島で討死した諸角虎定(加藤武)も、なかなかの
見せ場だったと思いますが、史実では、亡くなった時が81歳
だったようで、これが本当なら凄いことですよね~!!(驚)

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でも、個人的に、今回号泣した所は、サニー千葉ちゃん演じる
板垣信方が、回想シーンで登場した部分なんですけど!!(笑)

【板垣信方】(回想)

「勘助、そちが月影になれ!!」
「そちが月影となって、お屋形様を照らし続けるのじゃ」

「それでこそ、軍師というもの・・・」
「この甲斐の国のまことの軍師になるのじゃ」

まあ、サニー千葉ちゃんが、ドアップで登場した時点で、反則
なんですけど(笑)・・・また、この時のBGM(♪我に力を)が
バッチリと合っているのが千住明氏の真骨頂でしょうか!?(笑)

今回は、ドラマの中にも、チラッと登場してましたけど、最初
に見た時は、一瞬だったので、見逃してしまいました!!(笑)
↑あとで、ビデオでチェックして確認済みです!!(ハハハ!!)

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そして、最も興味深かったのが、武田軍と上杉軍の川中島での
陣形だったんですが、この上杉軍の「車懸りの陣」というのは、
本当に、戦場で機能したんでしょうかね!?(笑)

いや、本陣を円の中心に置いて、その周りの各陣が時計回りに
回りながら、次々に攻撃態勢を取るようですが、これは相当に
訓練をしないとダメですよね~!!(普通に考えると・・・)

NHKのドラマストーリー本に、詳しい陣形図が載っているん
ですけど・・・武田軍の「鶴翼の陣」は、見た目通りの正統な
感じですが、上杉軍の「車懸りの陣」は、完全に、理解不能!!

まあ、神懸り的な指揮官だったからこそ、このような凄い陣形
でも対処出来たんでしょうけど・・・ここら辺は、史実的には
どうなんでしょうかね!?ドラマが面白ければ問題なし!?(笑)

あと、気になったことは、妻女山への別働隊、いわゆる啄木鳥
戦法を決行する1万2千って、普通に、多くないですかね!?

しかも、飯富虎昌、馬場信春、香坂虎綱、それに、真田+相木
という精鋭軍ですからね~!!いや、信玄が率いる本隊が八千
ということが、どうも腑に落ちないんですけど・・・。(笑)

でも、だからこそ、後世に語り継がれる、伝説の合戦になった
ことも事実で、信玄と謙信の一騎討ちのシーンも、最近では、
ひょっとしたら、実際に存在したという研究もあるとか!?(笑)

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ということで、今年1年間、欠かさずチェックして、感想を
書き続けて来たことも、ラスト1回を残すのみ・・・。(涙)

いろいろと、感慨深いものもあるんですが、考えてみれば、
ここまで飽きずに続いたのも、第1回から~第11回までの
ワンクールの面白さが、一番だったのかもしれません・・・。

本当に、初回からのロケットスタートで、あとは、惰性のまま
見てしまった感じもありますからね~!!(ハハハ・・・)

個人的には、早くも来年の「篤姫」にシフトしている部分も
あるんですが(笑)、とにかく、山本勘助の最期をしっかりと
見届けようと思っております!!(笑)

●第49回 「死闘川中島」 2007年12月9日放送

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【第48回】風林火山

【リツ】
「山本家のことはご心配なく、リツが留守を守りまする」

【勘助】
「頼むぞリツ、帰ったらそちの祝言じゃ!!」

↑しかし、これほど単純で、かつ明快な「死亡フラグ」が
大河ドラマ史上、あったでしょうか!?(ハハハ!!)

あと、葛笠太吉の長男の茂吉に、いつの間にか嫁と子供が
いたなんて!!(驚)←これも、ミニ「死亡フラグ」と考えて
いいんでしょうかね!?(笑)

いや、ネタバレは、イヤなんですけど、公式サイトの
川中島のフォトギャラリーを見たら、やはり、勘助は
壮絶な最期を遂げそうなので、一応ホッとしてます!!

サニー千葉ちゃん演じる「板垣信方」が、あれほど見事な
最期だったもので・・・個人的には、どうしても勘助には
「上田原の戦い」を超えてもらいたいなぁ~と!!(笑)

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それにしても、今回も含め、残りラスト3回ということで
TVを見ながら過ぎて行く時間ばかり気になっていたのは
私だけではないハズ!!(特に、大河マニア的には・・・)

ホントに、今年の1月7日に見始めて、あっという間の
1年間でしたからね~!!信じられん早さです!!(大汗)

実際に、NHK総合の本放送を見て、そしてBS2を見て
あとで録画したビデオでもう一回見るので・・・最低でも
放送回数×3ですか!?我ながらビックリ!?(ハハハ!!)

まあ、本音を言うと、今回の場合は、裏の星野ジャパンが
めっちゃ気になって、何度もチャンネルを変えてしまった
自分がいたのも事実なんですけど!!←これは仕方がない!?

ということで、毎度おなじみ、もう一度、明日以降、冷静に
なって、ビデオチェックしますので!!(ご了承の程を!!)

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しかし、一部マニアには大注目(笑)の【花枠】に、久々に、
(回想)無しの由布姫が入ったと思ったら、結局、出て来た
のは亡霊でしたか!?(ハハハ・・・)

もちろん、演出チーフ:清水一彦氏のお得意の「合成シーン」
だったと思いますが、最終回に向けて、また彼の“伝説”を
見ることが出来るんでしょうかね!?(笑)

いや、でも、勘助を引き止めようと、すっと手が出て来た時は
ちょっとゾクっとしてしまったので、これは、これで、大成功
だったのではないかと・・・。(ハハハ・・・)

あと、おふく婆さんの気味の悪さと、あの闇鍋&ムカデの壷
なども、彼の演出の真骨頂なんでしょうなぁ~!!(笑)

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そして、これまた一部のマニアには大注目だったと思いますが、
太郎義信の幼少時代の回想と同時に、不動明王の説明があった
のは、良かったと思いますけど・・・。(軽くなんですけど・・・)

右手 : 降魔の剣(魔を退散させ人々の煩悩を断ち切る剣)
左手 : 羂索(邪悪な心を縛り上げ、人々を救済する投げ縄)
背中 : 迦楼羅焔(三毒を喰らい尽くす火の鳥の形をした炎)
粗岩 : 磐石(一切の人々を救うまではここを動かじ)

もちろん、不動明王(信玄)VS毘沙門天(謙信)という、
ライバル構図で描かれたと思いますが、ここら辺の細かい
ディテールは、大河ならではの仕事ではないかと・・・。

で、今回、この不動明王と、毘沙門天を制作した工房のHP
を見ましたけど・・・かなり凄いものなんですね~!!(驚)

何か、来年の大河ドラマ「篤姫」にも、ここの工房で制作
された「普賢菩薩」が登場する予定とのことで、これは、
楽しみに待つとしましょう!!(笑)

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最後に、井上靖原作「風林火山」での勘助のラストシーンを
少々書いておきましょう・・・。

「山本勘助と見受けるが、名を名乗れ!」
まだ若々しい声が聞こえた。若い武士に討たれることが、
勘助は何か満足だった。

「いかにも、武田の軍師、山本勘助」
言うな否や、勘助は、己が生命を断つ冷たいものが、さっと
首すじに走るのを感じた。

血しぶきが上がった。異相の軍師勘助の首は、その短い胴体
から離れた。

↑まあ、この原作部分を、そのまま映像にすることは無いと
思いますけど・・・たぶん、大河に登場した様々な人たちが
勘助の脳裏に登場するのは、間違いないでしょう!!(笑)

●第48回 「いざ川中島」 2007年12月2日放送

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